絵教材
女の人が男の人のところに「行く」「来る」といったイラストです。
「行く」も「来る」も形としてわかりやすいような動作じゃないので伝え方が大切です。
スタート地点とゴール地点をはっきり見せたり、実際の動きとして見せたり、いろいろやり方はありますが、それの補助として絵教材をうまく活用できるといいと思います。
例文
- 来年、日本へ行く。(日本へ来る)
- 東京から大阪までバスで行きます。(バスで来ます)
- お父さんが会社へ行ってから、友達が家へ来た。
初出のタイミングでは助詞の使い分けまで教えるのが難しいと思うので、「(場所)へ行く・来る」で教えるか、「(場所)に行く・来る」で教えるかは統一しておいたほうがいいと思います。
「(動詞)に行く・来る」のように文法の中に包含されているような使い方もすぐに提示するのは避けたほうがいいと思います。
他、「帰る」とも一緒に教えることもあると思うので参考にこちらの記事もどうぞ。
導入例
(教師が教室の前、だれか学生一人に教室の後ろに立ってもらって)
T:私は教室の前です。〇〇さんは教室の後ろです。
(学生までの道筋を示しながら)
T:先生が行きます。(同時に学生の場所まで歩く)
T:〇〇さん、先生が…
S:行きます
T:いいえ。先生が来ます。(視点の変化で言葉が変わることを見せたい)
すごくシンプルに例を挙げてみましたが、正直これでは不十分だと思います。ベースとしては活用できるかと思うので、こちらを叩き台にしてよりよい導入を考えてみてください。
肝は視点の変化です。